もう2度と経験したくない無職期間。あの焦りと不安で情緒不安定の日々の中で、やっと採用された会社が俗に言うブラック企業だったら…
今回は私の経験した愉快で不可思議な会社のお話をさせていただきます。
【もう駄目だと思ったら自分が壊れる前に会社を退職をしましょう】もし辞めさせてくれない状況になったら第三者に介入してもらう事も検討してみて下さい。
いつ頃の出来事
はっきりと日付は覚えていないのですが2012年頃だと思います。この時期は私の人生で最長無職期間を過ごしていました。
2010年2月~2012年12月まで無職。2年10ヶ月も無職。本当に焦りに焦っていました。「アルバイトでもいいから仕事しなよ」と当時同棲していた彼女から言われた事がありました。当然ですよね…その気持ちは痛いほど理解できますし、そんな言葉を言わせてしまった自分に腹が立つ日々を送っていました。
しかし将来(結婚)のことも考えて出来るだけ長く働ける場所で働きたいし年齢も若くないので、とりあえず感覚でアルバイトや派遣で働く事は申し訳ないですが抵抗がありました。
そんな思いの中、採用された会社のお話です。
仕事内容
募集要項での仕事内容は「ポスティング業務」「アルバイトの管理業務」「企業からの依頼でチラシ作成などの打合せ業務」管理職候補での採用でした。
多数の方が経験していると思うのですが…自宅のポストにチラシが沢山入っていると鬱陶しいですよね。私もチラシに目を通さずに問答無用で捨てます。
殆どが捨てられる紙の無駄遣い全くエコではない。しかし、こちらも生活しなくてはいけないのでデジタル化が進むなかで将来性は全くないと感じていましたが入社しました。
結局、無職期間が長いと妥協だらけになるんですよね…特にスキルのない人間は。
そんな気持ちで唯一やる気を見出だせたのは未経験で月給25万円以上であることでした。面接時に確認もしてあるので期待して勤務初日を迎えたのですが…
勤務初日に社長から驚きの言葉
勤務初日、本社に行き改めて社長から説明を受けることになりました。そこで面接時とは違う事を語り始めます。
まず研修期間中の給料について
研修期間があることをこの時に初めて知ることになります…
「うちの会社に来てくれてありがとうって事でサンキューにちなんで3,900円でどう?」
私はこのアホ発言で『はっ?』という感情をあえて顔に出し、初日で辞める覚悟ではっきりとこう回答しました。
『どう?ってどういう意味ですか。日給が3,900円ということですか?それだと生活出来ないんですけど…』すると社長は
「ちょっと考えてみて。とりあえず今日は1日の流れを体験してみようか」と有耶無耶にしてきました。この時点でこの会社は無理だなと思うのですが流石に日給3,900円はないだろう、きっと最初は2~3時間の短時間勤務でこの金額なんだろうと思い、とりあえず初日の勤務を続ける事になりました。不安を抱えながら…
数週間勤務して思ったこと
他の社員に給料について探りを入れましたが誰一人まともに答えない事に不安が消えぬまま私の給料はいくらなの?状態で働いていることが苦痛でした。
そんな状態で現場作業をこなしてました。現場作業とはポスティングの事です。まずは現場を知ることから始めるわけです。
しかし問題を抱えながら作業をしていくうちにポスティングの仕事をこう捉えるようになってしまいました…
『不要な物をポストに入れる仕事』
こうした仕事を今現在やっている方には申し訳ない言い方なんですが自身の自宅ポストに大量のチラシが入ってるとゴミと感じてしまいます。そう感じているのに私はチラシを他人様のポストに入れている事に違和感が拭えませんでした。
自分がやられて嫌なことを他人様にやっている事に生活の為だといってやっている自分が嫌になると同時に勤務してから一向に給料について話さない会社に腹が立ち、このあと退職を決める流れになりました。
まとめ
結局勤務時間は8:00~21:00でガッツリフルタイムで数週間勤務しました。このような会社はバックレでも良かったのですが電話で直接社長に退職を伝えました。
その時の社長の言葉が
「ざ~んねん。次の採用者の為にも是非聞いておきたいんだけど…ポストにチラシを入れるだけで難しいことでもあった?」と
あっけらかんと聞いてきました…このような人に本音をぶつけても無駄だと思ったので
『内定をもらっていた会社に行くことになりました』と大ウソを伝えそっと電話を切りました。結果この期間は無報酬で退職することになりました。
今となれば笑える出来事ですが当時は相当落ち込みました。ちなみに、この会社は今現在も存在しています。恐いですよね…